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パート7を完全対策|問題の傾向からおすすめの学習方法をレベル別に英語コーチ(TOEIC990点)が解説


悩む人

長文問題、いつになっても得意にならない…

その悩み、解決します。

この記事で分かること

  • Part7の概要や知っておくべきポイント
  • レベル別の学習方法と教材(スコア表の分析を基に)

パート7はだれもが苦戦する長文読解。

ぜんぶで54問と多く、1問1分で解かないとハイスコアは狙えません。

この記事では、最後の問題まで解き終わりハイスコアもとるために必要なポイント、そしておすすめの学習方法と教材まで詳しく解説していきます。

Part7の概要

パート7は、1問を1分以内に解くのが理想。

文書パターンも複数あるため対策が必要です。

問題形式 長文読解問題
問題数 54問
選択肢 4つ
解答時間/1問 60秒(理想)
解答の仕方 1つ〜3つの文書を読み、設問に答える

本文の種類

Part7は文書の構成によって大きく3つに分かれます。

  • シングルパッセージ(10題):1つの文書を読み2〜4問の設問に答える
  • ダブルパッセージ(2題):2つの文書を読み5問の設問に答える
  • トリプルパッセージ(3題):3つの文書を読み5問の設問に答える

合計15題、54問の設問に答えるのがPart7です。

かなり盛り沢山ですよね。

文書のジャンル

Part7の文書ジャンルは幅広く、定番のメールをはじめ手紙やスマホのチャットなど様々な形式の文書が出てきます。

Eメール5〜9文書
記事1〜6文書
Webページ1〜4文書
広告0〜4文書
告知0〜4文書
手紙0〜3文書
チャット(スマホ)1〜2文書
チャット(パソコン)0〜1文書

注意したいのは、ジャンルごとに目を通しておく場所を覚えておくやり方はスコアを下げる可能性があるということ。

例えばメールであれば件名やメールアドレス、記事ならセリフをチェックするなど。正直ほとんど意味ありません。

文章のジャンルによって解き方を変えるのはやめよう

後述しますが、英文の構成はざっくりと【概要を話しそのあと詳細がくる】です。

ジャンルごとに確認する場所を覚えて実行するよりも、そもそもの英文構成を理解しどのジャンルにも対応できるやり方を身につけましょう。

時間配分

リーディングセクションの試験時間は合計75分間。

そのうちPart7は1問あたり60秒で解くのが理想的なため、いかにPart5,6でムダな時間をかけないかが重要になります。

理想の時間配分
  • Part5(30問):1問20秒→10分
  • Part6(16問):1問30秒→8分
  • Part7(54問):1問60秒→54分

合計72分。残りの3分で見直し

同時に、Part7は対策をしないと盛大にやらかしてしまうのも事実。

ここからは、解き方や選択肢のヒントになる箇所の見つけ方など、具体的な対策について解説していきます。

Part7を対策する|おさえたいポイント

ポイントはぜんぶで3つあります。

  1. 「冒頭→設問→本文→設問」で解く
  2. 設問のヒントが本文のどこにあるか知っておく
  3. 最終的な理想は返り読みをしない速読力

「冒頭→設問→本文→設問」で解く

Part7を解くにあたり、最も重要なのが目を通す順番です。

「本文をいきなり読み、全て読み終わってから設問を解いていく」というやり方だとかなり時間がかかります。

推奨するやり方は以下のような流れです。

TOEIC公式サイトより引用、編集
  • 「Questions 147-148 refer to the following 〇〇」に目を通し、何についての文書か把握する
  • 設問を読み、問われていることを頭に入れる(選択肢はまだ見ない)
  • 本文を一行目から読んでいく
  • 設問で問われていることに関連する文章を本文中に見つけたら、設問の選択肢を見て解答する

Part7は時間勝負なので、【まず概要を把握→提示されている問題を覚える→本文中にヒントを探す→設問の選択肢を見て解答】が最も時間効率の良いやり方です。

ダブルパッセージもトリプルパッセージもやり方は同じ。

文書の数にかかわらず、手順は同じ

いきなり本文から読み進めないように注意しましょう。

設問のヒントが本文のどこにあるか知っておく

下の文書はシングルパッセージにおいて、設問のヒントが本文のどこにあるのかを示したものです。

黄色線の箇所が設問1〜3のヒントになっています。

  • 設問1:冒頭
  • 設問2:真ん中らへん
  • 設問3:最後のほう

英文書は基本的に【概要→問題/詳細→提案・提示/結論】を基に展開されることが多く、展開の流れに沿ってPart7の設問も出題されています。

つまり、設問が文書の概要についてなのか詳細についてなのかあらかじめ把握することで、ヒントが本文のどこらへんにあるのかを予測できるということです。

設問の種類によって答えのキーとなる場所が決まっている

この方法はどの文章ジャンル、パッセージにも有効なので必ずおさえておきましょう。

最終的な理想は返り読みをしない速読力

あくまで最終的な理想ですが、Part7を最後まで解き終わるには【返り読みをしない速読力】が求められます。

返り読みとは、文章を行ったり来たりしながら読んでしまう読み方のこと。

返り読みをしてしまうと時間が足りなくなります。

左から右へ【一度も返ることなく速く読む】ことで、時間に余裕をもった解答ができます。

では、返り読みをしない速読力はどのように身につけていくのか。

次からは、タイプ別におすすめの勉強法と教材を紹介します。

Part7を対策する|レベル別のおすすめ勉強法と教材

それではPart7を攻略していきましょう。

ここからはTOEIC公式テストのスコア表を基に解説をしていくので、手元に用意しながら読んでください。

グレー部分はアビメと呼ばれており、各項目は以下のように対応パートと求められるスキルの詳細があります。

一点だけ注意したいのが、Part5,6に時間を使いすぎている方。

そのような方はそもそも単語と文法に苦戦している傾向が強いので、Part7の学習をする前にPart5,6の対策から取り組みましょう。

Part5はこちら:『パート5を完全対策|問題の傾向からおすすめの学習方法をレベル別に英語コーチ(TOEIC990点)が解説

Part6はこちら:『パート6を完全対策|問題の傾向からおすすめの学習方法をレベル別に英語コーチ(TOEIC990点)が解説

R1,R2の平均が60未満:精読で正確さを身につける

アビメR1,R2の平均が60未満の方は、精読を徹底的に行いましょう。

『解き終わってないから正答率が低い!読むスピードを速くしたい!』と思うかもしれませんが、それは間違い。

いくら読むスピードが速くなったところで、正確に文章理解ができないとスコアは上がりません。

精読をおこなってから速読にうつる

精読で【正確に文章理解する力】と【返り読みをしない力】をつけてから、読むスピードを上げるトレーニングを行いましょう。

精読におすすめの教材は『英語長文レベル別問題集 超基礎編』。

精読の学習方法については『精読の効果と具体的なやり方・おすすめの教材もレベル別に紹介|リーディングの意味理解プロセスを鍛える』をご覧ください。

R1,R2の平均が60以上75未満:速読でスピードを鍛える

アビメR1,R2の平均が60以上75未満の方は、速読を行いましょう。

Part7の膨大な文章量を素早く読めるようにすることが目的です。

返り読みをしてしまい時間ロスをしている方は、まずは精読から。

参考:『精読の効果と具体的なやり方・おすすめの教材もレベル別に紹介|リーディングの意味理解プロセスを鍛える

速読におすすめの教材は『読解特急 スピード強化編』。

シングルパッセージのみで構成されていますが、速読トレーニングにぴったりの一冊です。

速読の学習方法については『速読の効果と具体的なやり方・おすすめの教材もレベル別に紹介|リーディングの意味理解プロセスを鍛える』をご覧ください。

R1,R2の平均が75以上/R3を伸ばす:複数文書を攻略する

アビメR1,R2の平均が75以上、もしくはR3を伸ばしたい方は、複数文書を攻略しましょう。

Part7の後半にあるダブルパッセージとトリプルパッセージは、上級者とそれ以外のスコアを大きく分ける鬼門です。

複数文書の攻略におすすめの教材は2つ。

ひとつが『読解特急 ダブルパッセージ編』で、全ての問題がダブルパッセージで構成されており読み応え抜群の一冊です。

もうひとつが『1駅1題 読解特急』。

難易度はすごく難しいわけではありませんが、本書の後半が新形式に対応しておりPart7の模試のような位置付けになっています。

英文量が公式テストよりも多く、読解力をつけるにはもってこいの一冊です。

速読の学習方法については『速読の効果と具体的なやり方・おすすめの教材もレベル別に紹介|リーディングの意味理解プロセスを鍛える』をご覧ください。